オランダ人が生みイギリス人が洗練し、アメリカ人が栄光を与えたと言われるジン。そのアメリカでロンドンドライジンのスタイルに捉われない様々なジンが登場しています。
昨今の世界的なクラフトディスティラリーブームの中で、アメリカでは300を超える蒸留所がこの7〜8年の間に誕生しています。その多くがウイスキーを主体としていますが、同時にジンを製造している会社も少なくありません。それはウイスキーに比べて製品化の期間が短く、投資した資金の回収も早いというメリットに魅力を感じての事かもしれません。しかしながらそんな小さな蒸留製造業者だからこそ出来る斬新な発想と、それを実行に移す決断力が生み出した作品とも言えます。ともあれ新しい提案とその圧倒的な数量を支える需要は、アメリカの底力を垣間見た気がします。
これは新しいカテゴリーが1つ誕生したと言えましょう。 |